デザインについて雑なまとめ
デザインするときの考え方
業務だったりなんだりでデザインをしなければいけない時があるかと思います。 印刷物だったり、Webだったりと色々ありますが、どちらにも共通の基本的な考え方を共有しておきます。
自分は「デザイナーじゃないから無理や〜」とか「美術の成績は1だったぞオイ」みたいな色々ありますが、やる場合の大まかな流れを書いておきます。
センスがない
デザインをしたことが無い人がまずはじめに言う言葉は「自分にはセンスがない」です。 これは9割の人が言っていますし、誰もあなたにセンスがあるとは思ってません。 この記事を書いている自分すら、オタクなのでセンスが無いです。
誰も美大生のようなものを作れとは言いません。
デザインとアートは全くの別物(designとartを辞書で引いてみてください)なので、 知識をつければある程度はできるようになります。
日本の武道の世界では守破離
という言葉があります。
これは人のレベルを3段階で表していて、
守
では師匠から教わったこと、所謂「型」を守るところからスタートします。
破
では、教わった「型」と自分を比べ、そこから自分に合うように研究し、型を破る段階です。
離
は、完全に独立し、型から離れ自由になります。
この考えはデザインにも適応できると思っています。はじめは良いデザインをたくさん見て、それを「型」に真似をしていきます。そこから自分で「これはこうしたほうが良いんじゃないか?」と考えて自分なりにアレンジしていき、最終的にはゼロから作り出せるという流れです。
参考の欄に幾つかWebデザインに関するサイトを載せておくので、EvernoteやPocketに良いなと思ったのを保存して、デザインをする際に振り返ってみると良いでしょう。
デザインの基本
そもそもデザインとは伝えたいことを、相手により伝えやすくするために行います。
単純にカッコ良いいものを作りたければ、東急ハンズに行って絵の具とキャンパスを買ってきてそれに描いてください。たぶん欲求は満たせます。
色々な情報から伝えたいことを抜粋し、それを整理することがデザインの基本です。
最も基本かつ重要なことは揃える
ということです。
人がもっとも美しいと感じるのは揃っていることなので、まずはそれをしっかりとやりましょう。
よく学校や地方自治体などの資料で、文字がギチギチに詰まったスライドや、文字の大きさや揃え方がバラバラのものを目にした経験があるかと思います。
その時にどんな印象をあなたは感じたでしょうか?
「なんとなく見づらい」、「何が重要なのかよくわからない」
あれは、伝えたいことを抜粋し、整理してないからです。
整理
まず相手(ポスターやサイトを見る人)のことを考えてみましょう。
女性? 男性? 年齢は? 趣味は? デザインしたものを見る、使う時のその人の状況は?
など色々なことを考えてみます。もちろん、ターゲットが複数の層や十人十色という言葉どうりバラバラな時もありますが、大まかに意識してターゲットを絞込みます。
ターゲットを絞り込むと、相手にとって何が重要なのかが掴みやすくなりますね。 そこから伝えたい情報を整理していくと良いでしょう。
レイアウト
盛り込む情報が定まったら、配置していきましょう。
タイトルなどの重要な情報は大きく、それ以外は小さくします。
こんなことは当たり前だしわかってるわ!と思うかもしれません。 しかしやってみると、どこまで大きくすればいいのか分からずにほとんど均一なサイズになります。
ビビらずに大胆にやりましょう。
そして、重要な揃えることです。ドロー系ソフトの中央揃えや左揃えなどの他にも、文字の縦のラインを見えない一本の線にそって合わせてみたり、黄金比や白銀比に合わせたりして、法則性をもたせます。
前述しましたが、世の中の素晴らしいロゴや建築物はある方則できっちりと揃っていることで美しさが評価されています。
色やフォントなどのスタイルを考える以前に、要素をそろえてください。
フォント
フォントに関してもなんとなくカッコいいフォントを使っているわけではありません。 用途に応じて大まかな種類があります。まずはそれを覚えましょう。
和文フォント
明朝
明朝体はウロコといわれるアクセントがあります。書道で書いたみたいなアレです。縦の線が太く、横の線が細くなっています。
ゴシック
線の太さが均一です。装飾がないので、視認性が高い。昔の解像度が劣悪な環境では、明朝体を使うと字が潰れて終了となり、ゴシック体がコンピュータのスタンダードでしたが、今日の解像度が高い環境では気にしなくても大丈夫でしょう。Windowsのようなフォント描画が劣悪な環境ではやはりゴシック体のほうが良いかもしれません。
欧文フォント
ブラックレター
12世紀あたりのヨーロッパで使われていた文体です。黒い面積が多く、重厚感を表したい時に使います。
ローマン体
傾かずに垂直した文体です。古代ローマとかが起源らしいです。
サンセリフ体
ウロコがない欧文フォントです。サンとはフランス語で「〜がない」という意味でセリフ(ウロコ)がないフォントという意味でサンセリフだそうです。 19世紀あたりに発明され、現代ではかなり広く使われています。
以上が大まかなフォントの分類です。
和文なら游ゴシックとヒラギノ、メイリオ。欧文ならHelveticaとFuturaを使っておけばどうにかなるだろう、みたいなところがあります。
色
色彩だとかなんだとか色々ありますが、そんなものは分かりません。
を使って一発です。
まとめ
色々と書きましたが、とにかく実際に手を動かして作ってみることが1番上達すると思います。 1分で1個とかのペースで作ってみたりするとイラレとかSketchとかAffinity Designerとかの使い方も覚えるしオススメです。
参考
デザインの際に参考になるものを書いておきます。